DuckDuckGoがAIなし検索を簡単に設定できる拡張機能を公開

なぜ今、「AIなし検索」が注目されているのか

Googleが検索体験のAI化を本格的に進めると発表して以降、検索結果の上部にAIが生成した要約や回答が表示されることが増えています。情報収集の手間が減る一方で、「AIの判断を介さず、自分で一次情報にたどり着きたい」と感じるユーザーも少なくありません。

そうした流れを受けて、DuckDuckGoのAIなし検索ページ「noai.duckduckgo.com」へのアクセスが急増しています。同社によると、2026年5月28日には単日のトラフィックがベースラインの3倍近くに達し、その後もベースライン比で約84%上回る水準が続いているとのことです。数字だけ見ても、AIを挟まない検索体験への需要が確かに存在することが分かります。

新しい拡張機能でできること

今回公開された拡張機能を使うと、「noai.duckduckgo.com」をブラウザの既定の検索エンジンとして設定する作業がぐっと楽になります。通常、既定の検索エンジンをカスタムURLに変更するにはブラウザの設定を手動で変更する必要があり、やや手間がかかります。この拡張機能はその手順を省いてくれるものです。

現時点ではChromeとFirefox向けに提供されており、インストールするだけで設定が完了します。また、DuckDuckGoのブラウザを使っている場合は、ブラウザの履歴を削除してもAI設定が維持される仕組みになっているため、うっかりリセットされる心配がありません。

なお、同社はすでに提供中のPrivacy Essentials拡張機能についても近日中にアップデートを行い、Chrome・Firefox・Edge・Operaの4つのブラウザでAI検索設定を管理できるようにする予定です。主要ブラウザをカバーする形になるため、今後はより多くのユーザーが手軽に設定を変更できるようになりそうです。

AIなし検索で何が変わるのか

DuckDuckGoのAIなし検索ページでは、AI生成の回答、チャットプロンプト、AI生成の画像が表示されない設計になっています。つまり、従来型のリンク一覧に近い検索体験が得られます。

たとえば、調査仕事が多いフリーランスのライターやリサーチャーが特定のテーマを調べる場面を想像してみてください。AIによる要約が出てくると便利な反面、「本当にこの情報は正しいのか」「どの記事が一次情報なのか」を確かめるのに余分な手間がかかることがあります。AIなし検索であれば、最初からソースへ直接アクセスする流れになるため、情報の精査をしやすいという側面があります。

一方で、AIが得意とする「複数の情報を素早くまとめてくれる」便利さは当然なくなります。調査の目的や用途によって使い分けるのが現実的な使い方になるでしょう。

フリーランスへの影響

「AIなし検索」そのものは、フリーランスの収益や作業効率に直接影響するツールではありません。ただ、情報収集の質という観点では意味があります。クライアントへの提案資料を作るときや、ファクトチェックが必要な記事を書くとき、AIのフィルターを通さずに検索できる環境を手軽に用意できるのは、地味ながら実用的なメリットです。

また、プライバシー意識が高いクライアントと仕事をしているフリーランスの方にとっては、「検索行動をAIに学習されたくない」という選択肢として認識しておく価値があります。拡張機能自体は無料で使えるため、試すコストはほぼゼロです。

ただし、日本語での使い勝手や日本語検索への対応状況については現時点で明確な情報がなく、英語コンテンツのリサーチが中心の方により恩恵が大きい可能性があります。

まとめ

AIなし検索へのニーズが高まるなか、DuckDuckGoが設定の手軽さを改善する拡張機能を公開しました。すぐに試したい方はChrome・Firefox向けの拡張機能をインストールしてみるのが一番手っ取り早いです。「AIの検索介入が気になっていた」という方には試す価値がある一方、特に不満がない方は様子見で十分です。Privacy Essentials拡張機能のアップデートも近日予定されているため、EdgeやOperaをメインで使っている方はそちらを待ってみるのもよいでしょう。

参考リンク:https://techcrunch.com/2025/05/28/duckduckgo-launches-extension-to-set-its-no-ai-search-page-as-default/

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