ChatGPTに「予約タスク」機能、有料プラン向けに提供開始

ChatGPTが「決まった時間に動く」アシスタントに

これまでのChatGPTは、あくまで「話しかけたときに答えてくれる」ツールでした。優秀なアシスタントではあっても、自分から動くことはなく、ユーザーが指示を出すたびに反応するという使い方が基本でした。今回発表された「Scheduled tasks」は、その関係性を少し変えるものです。

簡単に言うと、「毎朝9時に今日のToDoをまとめて送って」「毎週月曜日の夕方に先週の進捗を確認して」といった指示をあらかじめ登録しておくと、ChatGPTが指定のタイミングで自動的に動いてくれます。ユーザーが都度操作しなくても、バックグラウンドで処理が走る仕組みです。

管理ページで一元管理できるのが地味に便利

機能そのものも便利ですが、注目したいのはサイドバーに新設された「Scheduled」ページです。ここでは登録したタスクの一覧を確認でき、次回の実行予定時刻や現在の状態(有効・一時停止など)をまとめて把握できます。編集や削除、一時停止と再開もこのページから行えるため、タスクが増えてきても管理が煩雑になりにくい設計です。

スケジュールの設定も柔軟で、「毎日15:00に実行」といった正確な時刻指定のほかに、「朝」「午後」「夕方」といった大まかな時間帯での設定も可能です。厳密な時刻管理が不要な作業なら、ざっくり登録できるのは使い勝手がよいポイントです。

「監視タスク」で情報収集も自動化できる

特にフリーランスの方に興味深いのが、監視系のタスクです。ChatGPTがWeb検索や連携アプリを定期的にチェックし、「報告する価値がある変化があったときだけ」通知を送る、という使い方ができます。

たとえば、競合サービスの価格改定を追いたい場合や、特定のキーワードに関するニュースが出たときに知らせてほしい場合などに活用できそうです。毎日手動でチェックしていた情報収集作業の一部を、ChatGPTに委ねられる可能性があります。ただし、どこまで正確に変化を検知できるかは実際に使って確かめる必要があるため、重要度の高い監視タスクは引き続き手動での確認も併用したほうが安心です。

利用できるのは有料プランのみ、制限事項も把握しておこう

この機能が使えるのは、Go、Plus、Pro、Business、Enterpriseの各有料プランユーザーに限られます。無料プランでは利用できません。また、同時にアクティブにできるタスクの上限はプランによって異なるため、自分のプランで何件まで登録できるかは事前に確認しておくとよいでしょう。

実行頻度については、1時間に1回が上限となっています。数分おきに何かをチェックしてほしい、といった細かい間隔には対応していません。さらに、長期間ChatGPT自体を操作しない状態が続くと、登録したタスクが自動で一時停止されることもあるようです。出張や休暇などで数日間ログインしない時期がある場合は、その後に設定が止まっていないか確認する習慣をつけておくと安心です。

なお、日本語での動作や日本国内での提供状況については現時点では詳細が明らかになっていません。順次展開とのことなので、すぐに使えない場合も想定しておくといいかもしれません。

フリーランスへの影響

毎日・毎週のルーティン作業を持つフリーランスの方には、地道に効いてくる機能だと思います。たとえばWebライターであれば「毎朝、今日執筆するテーマに関連するニュースをまとめて」、コンサルタントであれば「毎週月曜に先週のタスク消化状況を確認してリスト化して」といった使い方が考えられます。

秘書や自動化ツールを別途用意するほどでもないけれど、定期的に何かを確認・通知してほしい、という軽めのニーズを満たすのに向いています。Make(旧Integromat)やZapierのような本格的な自動化ツールと比べると機能は限定的ですが、ChatGPTだけで完結するシンプルさは魅力です。すでにChatGPTの有料プランを使っている方なら、追加コストなしで試せるため、まず小さなタスクで動作を確認してみるのが現実的な使い始め方です。

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